10月16日(水)午後から、紀南地域県立学校拡大人権教育推進協議会に係る人権学習の取組を公開しました。 すべての学年を見学していただけるよう、4限目2年次、5限目3年次、6限目1年次の人権学習を行いました。 近隣市町の小・中・高等学校の教職員、各市町教育委員会などから本校を訪れ、各学年の取組を見学しました。 2年次では、部落問題について学習しました。部落問題は自分の身近にある問題であり、差別をなくしていくためにできることを考えました。「差別はいけないことである」という認識はあっても、自分で気づかないうちに差別をしてしまっている可能性があることに気づきました。 3年次では、外国人差別について学習しました。今回は、前回の内容を踏まえ、社会で多様な人々とともに暮らす中で、差別を許さない行動をとれる力と、相手の立場に立ち、共生していくことの大切さを学びました。 その後、これからの社会生活で起こり得る場面を想定し、どのような行動がとれるかについて班で考えました。 人権について学んできたことを踏まえ、すべての人が生きやすい社会をめざすために、どのように考え、行動していくのか考えていました。 1年次では、障がい者の人権について学習しました。今回は、車いすで生活している方のある日の出来事を想定して、どんな社会だとすべての人が居心地よく過ごせるか、そのような社会にするためにはどんなことができるかを考えました。 障害の有無に関わらず、誰もが安心して暮らせる社会を実現するために、物理的・社会的な障壁を取り除くための方法を学び、障がい者の立場に立って考え、共感し、尊重することの大切さに気づくことができました。