10月7日(火)午後から、紀南地域県立学校拡大人権教育推進協議会に係る人権学習の取組を公開しました。 すべての学年を見学していただけるよう、4限目に3年次、5限目に2年次、6限目に1年次の人権学習を行いました。 近隣市町の小・中・高等学校の教職員、各市町教育委員会の方々にご来校いただき、各学年の取組をご見学いただきました。 3年次では、外国につながりのある人々の人権について学習しました。今回は、前回の内容を踏まえ、外国の文化について知り、文化・価値観の多様性について理解を深め、差別をなくすためにできることを考えました。 最後に、人権について学びを重ねてきたことを踏まえ、「人権とは誰のものか」を考えました。 2年次では、同和問題について学習しました。教科書無償化の歴史から「差別や不平等は人の力で変えられる」という展望を学びました。 その後、自分たちの日常生活にある“ふつう・当たり前”という視点を見直し、自分の行動を振り返ることで、自分で気づかないうちに差別をしてしまっている可能性があることに気づきました。 1年次では、障がい者の人権について学習しました。今回は、車いす利用者や聴覚障害がある人に対する合理的配慮について考えました。 障害の有無に関わらず、誰もが安心して暮らせる社会を実現するために、物理的・社会的な障壁を取り除くための方法を学び、障がい者の立場に立って考え、共感し、尊重することの大切さに気づくことができました。